給食にはいい思い出も悪い思い出もあります。どちらかというと、悪い思い出が多いかな(笑)。
日本で最初に給食を行なったのは、1889(明治22)年、山形の私立小学校だったそうです。おにぎりを出したということから、いわゆる「炊き出し」ような感覚だったのかもしれませんね。
学校給食が普及したのは1930年代ごろ。1932(昭和7)年に学校給食臨時施設法が制定され、文部省(当時)によって国家が児童に対して食事の補助をすることが制度としてスタートしました。戦局の悪化で中断した後、1954(昭和29)年の学校給食法制定でいまの学校給食が定着。
これは、もともと1945(昭和20)年以降にアメリカなど諸外国から物資が不足していた日本に食料援助が施されていたものをそのまま制度にしてしまったようなところがあるようです。その裏には、輸出先に困っていたアメリカの農畜産物を受け入れる場所がひつ酔うんだったという事情も絡んでいたとか。
ということは、アメリカの給食と日本の給食は「同じ穴の狢(むじな)」だったのか?
そんなことを思ってしまったのは、「世界の給食は栄養バランスを考えているのに、アメリカときたら……(比較画像)」という記事を読んだからだったかもしれません。
この記事では、オーガニック系のレストランチェーンを展開するSweetgreenという会社が、アメリカの給食と世界の給食を比べ、格差を明らかにしてやろうという目的で作成した資料(Tumbleへの投稿をもとにしたもの)とのこと。
「必ずしも各国の学校給食を正確に再現しているとは限らない」と断っているとおり、恣意的にピックアップした画像をもとに比較しようとしています。ということは、「だからアメリカはダメなんだよ……(ウチはオーガニックにこだわっているメニューだから違うんだよ)」という意図があることを承知で見なければならないんだけれど、それを割り引いても、この比較はおもしろいかも。
どの国もジャンクフードがないことはもちろん、野菜多めで、ここに日本ののり弁やから揚げ弁当みたいなものが入ってくると分が悪そうですね。
その一方で、幕の内弁当や懐石風あるいは精進料理などを取り入れた弁当であれば、かなり魅力的かもしれません。
でも、給食に限れば日本の場合はバランスも見栄えも悪いメニューというニュースを目にしたことがあるので、勝負にならなかったりするのかな?
そもそも、思い出す「いい給食」が、砂糖たっぷりの揚げパンとカレーソフト麺だったりするということを考えても、やっぱり日本の給食はもう少し考えてあげなければならないテーマなのかもしれませんね。
