「二日酔いの元凶はアルデヒドだけじゃない!?」という記事。
私の友人に仕事で飲む機会が多いヤツがいて……
あるとき「朝まで飲むぞ!」という機会があって彼と一緒になったら、ウコンにハイチオールC、そしてアルコール分解酵素なるものを仕入れてきて、私にも飲ませてくれました。
アルコール分解酵素はアルコールが分解されてアセトアルデヒドという悪酔いを引き起こす物質になったのをさらに分解してくれるものだと説明されたのですが、その錠剤がいかなるものなのかは不明。
さて記事では、その悪酔いを引き起こすのがアセトアルデヒドだけじゃなかったという指摘。
二日酔いの元凶はアルデヒドだけじゃない!? :日本経済新聞
二日酔いになる日もあれば、全くならない日もある。この違いは酒の種類? 飲んだ量? それとも体調? 二日酔いに陥る原因を詳しく探ってみた。 …
久里浜医療センター精神科診療部長の木村充先生によると、二日酔いには、(1)アルコールそのものによる影響、(2)アルコールの代謝物、(3)酒の添加物―といった複数の要因が関係しているという。
1)では、アルコールの利尿作用が引き起こす脱水症状が原因になるとのこと。また、サイトカインを増加させるので頭痛も起こしやすくなり、胃粘膜が弱って胃もたれも引き起こします。
2)では、アセトアルデヒドが原因になりますが、「肝臓は最優先でアルコールやアセトアルデヒドを分解しようと」するので、「他の栄養素の代謝が遅れてしまうだけでなく、肝臓の糖新生(グリコーゲンという物質から体を動かすエネルギー源であるブドウ糖を合成すること)も抑制され」るため、「血糖値が上がらない状態(アルコール性低血糖)」になり、「体に力が入らず無気力に陥りやす」くなってしまいます。確かにそれって、二日酔い状態ですね。
3)では、「酒の風味や個性を決めるエステルやメタノールといった不純物」が原因。
なかでも「メタノールは分解に時間がかかるため、体内に長時間とどまり、疲労感やだるさがいつまでも残るのです」(木村先生)。
メタノールって、メチルアルコールのことですよね? これって飲んじゃダメなものではなかったの?
製造方法によっては少量が混入する場合もあるということなんでしょうか?
ちなみに、不純物の含有量の多さは、ブランデー、赤ワイン、ラム、ウイスキー、白ワイン、ジン、ウオツカ、ビールの順(※1)。機会があれば、酒の種類と自分の二日酔いの程度を比べてみるのもいい。自分の体質と酒との相性が分かればしめたものだ。例えば、「赤ワインではひどい二日酔いになるのに、日本酒では翌日に響かない」とか、「ビールならどんなに飲んでも平気なのに、ウイスキーは少量飲んだだけで使い物にならなくなってしまう」など、合う・合わないといった傾向が見えてくるはずだ。
うーん、赤ワインを飲むとけっこうな確率でアタピンになるのは、やっぱり不純物のせいだったのか。
ビールもホップと麦芽だけのものと原料の種類が多い発泡酒や第三のビールでは酔い心地が違うなというのは、あながち先入観だけじゃなかったのかも。
日本酒は吟醸酒よりも純米酒のほうが絶対にいいと感じていたのは、不純物という点で正解だったんですね〜。