[Book Review]佐々木俊尚『簡単、なのに美味い! 家めしこそ、最高のごちそうである。』

 

 

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本書は…

ITやメディア分野のジャーナリストである佐々木俊尚氏による、料理をテーマにしたライフスタイル改革の提言書。

著者が経過してきたと推察される丸元淑生氏や幕内秀夫氏の諸作には私も感化された口なので、読み進めていると「そうそう」「あるある」という箇所が多く、共感を通りこしてデジャビュですらあったりする(笑)。

ただ、世の中に出回っている節約レシピや時短レシピといったものとは根本的に異なるので、クックパッドなどと同じ目線で本書を読もうとすると、「あまり役に立たなかった」という読後感になるだろう。

著者が大半を割いて読者に問いかけているのは、食に対する意識の改革。3ステップという簡易さのアピールも、意識改革のハードルを下げる狙いだろう。

とはいっても、料理に対する興味を増幅する著者ならではのアイデアもちりばめられている。

例えば、ホウレンソウの「振り洗い」、キノコの「一瞬の下ゆで」、「手作りぽん酢」、料理酒に「日本酒の本醸造を使う」などなど。

とくに、「7つの味」と「3つのアクセント」は、項目を書き出して、冷蔵庫の扉に貼っておきたい実践的な重要項目だ。

私も断食施設訪問を検討した経験があったけれど、実行には至らなかった。

本書を読んで、また検討する気になっている。食べ物の本来の味に気付ける感覚を取り戻りたいと思わせられたからーー。

 

 

投稿者: tori_ichi