山歩きと行動食

YAMAP MAGAZINEに「登山の行動食おすすめ」という記事がありました。

大前提として「山登りに欠かせないのが行動食」というところから、このテーマについて綴られています。

登山用語で「シャリバテ」や「ハンガーノック」というのがあるように、山行中は適宜食事をとらないと、命取りになるのです。

この指摘は、経験上すこぶる正しいです。

「お腹が減って力が出ない」だけでなく、「体内の血糖値が下がり、体だけでなく、脳の活動も低下」してしまうことで、判断を誤る可能性を高めてしまうからという、かなり深刻な理由にもかかわらず、お弁当を広げる場所が見つからないとか止まって荷物を出すのがめんどくさいといった“気分”の理由でパスしたりする人もいるんだそうです。

そうしたリスクを減らすためにも、この記事では行動食を勧めているわけなんですね。

まあ、ポケットにしのばせて簡単に口へ運べるのならなんでも良いといえば良いんですが、どうせしのばせるなら効果の高いほうがいい、ですよね。

記事を読んで「私が選ぶなら」と思ったのが「カロリーメイト」でした。

記事でも指摘していますが、口の中の水分をもってっちゃうのが唯一にして最大の欠点かな。

でも、水分補給は行動食よりも重要なので、両立はできるんじゃないでしょうか。

学生時代、山歩きをする際にはザックの底に必ず「板チョコ」を放り込んでいました。

幸い、一度も使うことなく、帰りの電車のなかでのおやつになっていましたが、これは非常食の話。

そういえば、新田次郎著『孤高の人』のモデルになった加藤文太郎は、山へ向かうときに甘納豆と煮干しをポケットに入れていた(と記憶しています)。

投稿者: tori_ichi