2週続けて目黒を訪れる用事があり、それならばと、気に入ってしまった“ビストロ・シン”にも続けて訪れることにした。
前回は運良く予約もなく入店できたが、週末は激混み、店の人にも「できれば電話して」と言われたので、この日は電話をしてから出掛けた。
前回と同じ“ビストロ・シン”の1号店に電話したはずだったのだけれど、店に着くと、「ちょっとお待ちください…」と不穏な空気。
連れて行かれたのは1軒おいて隣の2号店。
ボクがボケてて間違えたのかと思ったけど、電話は食べログに表示されていた1号店のものだった。
どういうこと?
期せずして“シン・ドゥ”も堪能
まあ、無事に入店できたからよかったよかった。
店の造りはほとんど同じ。
カミさんは例によって生ビール、ボクはゲベルストラミネールのスパークリングワインがあったので、これをチョイス。
突き出しは白カビのサラミとサラダ。これが美味しいのだ。
カブとニンジンのサラダ。すごいヴォリュームだけど、それぞれの野菜がびみょーに味付けを変えていて、とても食べやすい。
ワシワシと食べられてしまう。
シイタケのカツ。
見るからに肉厚のシイタケで断面はトンカツに見えなくもないかな。
旨みが揚げることで凝縮して、キノコのフライということを忘れるほど食べでがある。
添えてあるタルタルソースを付けると味が変わって、これまた美味いのだ。
前回のときにメニューを見ていいなあと思っていたエゾシカのステーキもこのヴォリューム。
実はよく見ると半分ほど付け合わせのサツマイモのソテーが混ざっているのだが、これがまたホッコリと美味しかった。
エゾシカは肉質が細かく、ジビエのなかではあっさり系と言えるだろうか。うーん、ワインおかわり!
赤ワインを合わせるという手もあったが、アルザスの白ワインがあったので合わせてみると、これがばっちり。
ジビエにも負けず、これはいいマリアージュになった。
それにしても、この店はいちいち出てくるものに感動してしまう。
電話しておけば奥の数少ないカウンター椅子席もとれる。でも、立って飲むのも悪くなさそうだ。
期せずして1号店と2号店の両方を楽しむこともできた。
次はいつにしようかな。