エクストラバージンと表示されていても高品質のオリーブオイルとはかぎらないらしい

 

「オリーブオイルの「エキストラバージン」は「偽物」ばかり スーパー陳列の8~9割は国際規格に合っていない」という記事。

 

8546023958_1da2f75a39_m photo by mikebslone

 

オリーブオイルの美味しさに目覚めたのは……

 

松屋銀座の地下で量り売りをしているものを買ってきてからだったと思います。

 

それまで「いい油」は雑味がないぐらいしか特徴がないと思っていたのに、そこで味見したものにはしっかりと風味が残り、「油なのに美味しい!」と思ったのです。

 

それ以来、ちょっと高かったものの、詰め替えのボトルを持って銀座まで買いに行ったりしていたのですが、横浜に引っ越してからは近所のお店を見つけてなんとか補充しています。でも、風味というかクセが強くないものが好まれるらしく、ウチで好んでいたちょっとクセの強いタイプは見つからないので、残念。

 

クセがないものが好まれるということで、おそらくエクストラバージンなどの規格に合わないものも流通するようになっているのではないかと想像しているのですが。

 

無味無臭のサラダ油で薄めてもわからないし、クセがなくなって逆に好評だったりするんじゃないでしょうか。

 

オリーブオイルの「エキストラバージン」は「偽物」ばかり スーパー陳列の8~9割は国際規格に合っていない  : J-CASTニュース
健康志向から需要が拡大しているオリーブオイル。なかでも、生の実から油分だけを搾り取った「バージンオリーブオイル」の最高品質、「エキストラバージンオリーブオイル」は大人気だ。    ところが、最近は世界規模でエキストラバージンオリーブオイルの偽装がまん延しているそうなのだ。 …

 

ひと口にオリーブオイルといっても、さまざまな「品質レベル」があって、なかでも最高品質のオリーブオイル、「エキストラバージンオリーブオイル」には高い抗酸化作用があり、動脈硬化や心筋梗塞の予防効果も期待されている。
オリーブオイルの成分は7~8割がオレイン酸で、エキストラバージンに限っては、さらにポリフェノール類やビタミンEなどが抗酸化作用をもっているので、老化防止や美容効果をもたらす、とされる。
そんなエキストラバージンオリーブオイルの判断基準は、欧州などの主要な生産国が加盟する国際オリーブ協会(IOC)によって定められていて、この基準に則って世界共通で品質分けができるようになっている。
「エキストラバージン」は、オリーブの実だけを原料に使用していること、機械的作業のみによってつくられていること(精製されていないこと)、酸度(遊離脂肪酸の割合)が100gあたり0.8gを超えないもの(酸化していないこと)、風味に悪臭などの欠陥がひとつもないこと――の4点を満たしたオリーブオイルで、化学検査とテイスティングによる官能試験を経て、酸敗臭や発酵臭などがまったくないものをいう。
偽装オリーブオイルの多くは、低級の植物油に植物エキスで香りや色づけしたり、瓶などに規格基準の違うラベルを貼ったり、架空の生産者の名前やそれらしいブランド名をつけたりといった手口で販売。とくに高値がつくエキストラバージンオリーブオイルでは、安物のオイルから不快な味とにおいを取り除き、わからないように精製加工する方法がまん延しているそうだ。

 

せっかく健康にいいからと高いエクストラバージンのオリーブオイルを買っても、水増しならぬ油増しだったらがっかり。それどころか、意図しない油分を大量に摂取してしまうことになりかねません。

 

関係者によると「国内のスーパーなどに出回っている8~9割は『エキストラバージン』とは言えません」という。

 

ショックですね。

 

ちなみに、日本には国際的な品質規格である「エキストラバージン」規格の法規定そのものがないため、偽エキストラバージンオリーブオイルが出回っても、「品質偽装」には当たらないそうだ。

 

これは業界団体による自浄に頼るか、表示と自分の舌を信頼して自己解決するしかないのかもしれません。

 

やっぱり安すぎるエクストラバージンは、ありえないのかもしれませんね。。。

 

 

投稿者: tori_ichi