新潟発の第7次ワインブームは新幹線開業という逆風に対抗しうるアイテムになるかもしれない

 

1,000円以下のワインがもてはやされる第7次ワインブームに備えるには、自分がワイナリーを作る“視点”が必要かもしれない……、なんてことを思ったのも、この記事を読んだからなんです。

 

 

ここでも紹介されているマンガ「神の雫」は最初のほうを読んだことがあるのですが、ノンフィクションとのギャップを感じて途中離脱……。

 

それはともかく、この記事で「伸長著しい」とされている新世界ワインについては、我が家でもよく食卓に上がっております。

ワインの新世界とは、アメリカ、チリ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカです。

 

こうした記事の論調で注意したいのが、旧世界(フランス、イタリア、スペイン、ドイツ)に対して無理に対立軸を作って結論付けようとするところ。

そのへんは飛ばしていただくとして、本編に入りましょう(笑)。

 

日本のワイン界の実状を伝えようとしているところはなかなか読みごたえがあります。

そこで紹介されているのがこの本。

 

この落さんが新潟に作ったカーブドッチというワイナリー、実はボクも訪れたことがあるんです。露天風呂にも入りました(笑)。

すでにこのワイナリーのワインを飲むようになって5年になりますが、確かに日本のワインに対する先入観がぼろっとはがれた気がしています。

 

先入観と言えば、40年ほど前、友人が甲府の大学に入っていたので下宿に遊びに行っていたんですが、一升瓶の地ワインを浴びるように飲んで、地獄のような宿酔いを味わった経験があるので、それがトラウマになっていたんですね(笑)。

 

話を戻しますが、新潟のカーブドッチの周辺は、いまや一大ワインテーマパークの様相を呈しています。新潟駅からクルマで小一時間かかる距離で、周囲は砂山という、およそ観光スポットらしからぬ場所なのに、です。

 

もちろん、観光開発を優先させているわけではなく、しっかりとこの地で独自の品種を育て、日本ならではのワインを醸造しています。それがまた、新たなツーリズムの拠点となり得ることを証明している、というわけですね。

 

道の駅では買い物だけになりがちですが、ワイン畑では苗植えや芽摘み、収穫などの作業体験が可能です。それがアドバンテージになるということは、実際に苗を植えてみるとよくわかりますね。

 

実は、新潟周辺はグルメなスポットも多いんですね。なので、その周辺にこうしたツーリズムの施設があれば、日帰りでは済まなくなるという効果が期待できるわけです。

日帰りは気楽にできる反面、足代の高さがネックになりやすいと思います。でも、「泊まって楽しめる」となれば、足代を十分にペイできるようになるでしょう。

 

まとめ

新幹線の開業で盛り上がるのはいいけれど、点を折り返すだけでは旅の気分は盛り上がらないと思っています。

北陸や北海道に比べると置いてきぼり感が漂う新潟ですが、意外にこうしたツーリズムの種がちりばめられているのではないかと思っています。

 

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カーブドッチへようこそ

http://www.docci.com

 

投稿者: tori_ichi