ウナギの蒲焼はどうやら庶民でも手の届く食べ物でいてくれるようになりそうだ

絶望的に稚魚が減っているというニュースが流れて、全国のウナギの蒲焼ファンを文字どおりヤキモキさせていた鰻界。

 

そこへ、こんなニュースが届いた。

 

新手法でウナギ大量育成に成功 NHKニュース

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新手法でウナギ大量育成に成功

稚魚の減少などにより、卵からの養殖技術の開発が進められているウナギについて、一度に大量に育てることができる新たな手法が見つかり、将来、ウナギの安定供給につながるのではないかと期待が寄せられています。

日本食に欠かせないウナギは、稚魚であるシラスウナギを捕獲し、それを育てることで生産されていますが、近年は乱獲などから漁獲量が大幅に減少し、日本では去年、絶滅危惧種に指定されています。
このため、国内ではウナギを卵から養殖する技術の開発が進められていますが、これまでは水をきれいに保たないと死んでしまうため、20リットルほどの小さな水槽でないと育てることができませんでした。
こうしたなか、独立行政法人の水産総合研究センターのグループは、水の入れ替え方法を工夫することにより、これまでの50倍の1000リットルの水槽で、卵からふ化したものをシラスウナギにまで育てることに成功したということです。
水産総合研究センターの和田時夫理事は、「今回の成果は、近年、減少が著しいシラスウナギを人工的に大量生産するための1つの壁を越えたと考えています。安心してウナギを食べていただけるよう今後も研究を続けたい」と話していました。
水産総合研究センターは、今後、シラスウナギの生存率を上げながら生産コストを下げる研究を進め、実用化につなげたいとしています。(引用:NHK NEWS WEB)

稚魚の捕獲量も増えているというニュースも届いているようだし、品切れはもちろん小売値の高騰、その余波で蒲焼店の廃業(これがいちばん深刻)に少しでも早く歯止めがかかることを願うばかりだ。

投稿者: tori_ichi