若いころは宵っ張りで…
朝ごはんを食べるという気になれなかった。
ほとんど二日酔い、胃が凭れて受け付けないと言ったほうが正しいだろうか。
50歳を前にして生活習慣を見直そうと考え、まずは朝起きること、朝ごはんを食べることを含めて3食規則正しくとれるように努力しようと考えるようになった。
当初はコメの朝食だったが、なぜか朝に米の飯を食べると胃に凭れる。思い出してみれば、子どものころからそうだったような気がする。体質なのかもしれない。
ということでパンに変えてみたところ、これが頗る調子がいい。お腹が減ってお昼を迎えるというのは、朝ごはんを米からパンに変えてからのこと。
そこで、パンの種類にも拘るようになり、横浜に引っ越してからは山手あたりまで評判を聞きつけてパン屋を訪ね、ライ麦や全粒粉などの種類を選んで購入するようになった。
ところか、ちょっと遠いパン屋だと、天気が悪い日が続いたりすれば買いに行けなくなり、ストックがなくなってしまう。でも、スーパーやコンビニのパンで済ませていると、てきめん胃が凭れてくる。
それでは困るので、カミさんが「作ってみようか」となった。とは言っても、習ったこともなく、ホームベーカリーを買おうというのでもない。
でも、ネットで調べると、オーブンレンジでもなんとかなるらしい。
ということで、我が家の自家製の朝パン生活は始まり、もうすぐ2年になろうとする。
ちなみに全粒粉のパン粉は横浜そごうの地下にある富澤商店まで買い出しに行っている。名前は同じだけど、血縁関係はない(たぶん)。